【建仁寺 西来院】伝統と現代が入り混じるアート&カフェでくつろぐ京都のひととき。

 繁華街である河原街や祇園四条から花見小路を抜けた先にある京都を代表する寺「建仁寺」。その敷地内に位置する塔頭・西来院(せいらいいん)が約750年の時を超えてリニューアルいたしました。これを記念し、 西来院が2024年12月頃まで特別公開を実施中。本堂改修工を機に国内外の様々なアーティストたちが集結し、その美術を境内とともに楽しめるようになりました。
 さらに西来院の院内限定で人気コーヒー店ブルーボトルコーヒーのコーヒートラックが24年7月31日まで限定出店。美しい作品の数々や庭園を観覧しながらコーヒーをゆっくりとお楽しみいただけます。他の厳かな神社仏閣とは異なり、伝統文化をカジュアルに楽しめるアートギャラリー兼カフェといった雰囲気で気軽に訪れる事のできる京都新観光スポット。建仁寺に訪れた際はもちろん、八坂神社や清水寺、二年坂・三年坂といった東山界隈観光の休憩に、デートにもお勧めです。この記事では、リニューアルを経て伝統と現代の美学が融合した「西来院」の魅力をご紹介いたします。

この記事はこんな方におすすめです。
・京都東山に旅行、観光を予定や計画をされている方
・京都の新スポット、穴場スポット、デートスポットをお探しの方
・京都のSNS映えするスポット、お洒落なスポットをお探しの方
・京都で清水寺、建仁寺、八坂神社、花見小路、安井金毘羅堂、祇園周辺を観光される方
・京都のカフェや休憩スポットをお探しの方、日本庭園でゆっくりしたい方
・ブルーボトルコーヒーがお好きな方、抹茶ラテがお好きな方
・美術、芸術、アートが好きな方
など

目次
①建仁寺塔頭 「蘭の寺 西来院」が750年の時を超えて大リニューアル。伝統と現代の美、禅とカジュアルが交じり合う異色の空間を体感。

②人気コーヒーチェーン「ブルーボトルコーヒー」のコーヒートラックが7月末まで出店
 西来院でしか購入できない限定抹茶ラテ、限定商品も登場

③院内の庭園を眺めながら一休み。ロッキングチェアまで用意された、癒されるくつろぎスペース

④天井に描かれた白竜図は必見。現代アーティストたちの様々なアートが自由に観覧できるアートギャラリー。

⑤アクセス / 基本情報 / 最寄りの観光・参拝スポット 】

建仁寺塔頭「蘭の寺 西来院」が約750年の時を超えて大リニューアル。

 伝統と現代の美、禅とカジュアルが交じり合う異色の空間を体感。

 京都の花街・花見小路を南に進むと、その先に「双龍頭」や国宝「風神雷神図屏風」などで有名な臨済宗大本山「建仁寺」に到着いたします。その敷地内の北東側に塔頭・西来院という木々に囲まれた小さな寺院がございます。前身である清本院を創建した中国の禅僧・蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)が2028年に750年遠忌を迎えるにあたり、大規模リニューアルが実施されました。このリニューアルにより本堂改修工事の他、枯山水庭園の作庭、玄関前庭園の作庭、水盤を配した中庭の作庭、二曲一双の屏風絵、本堂天井画が完成。調度品や庭園の作庭には現代で活躍する国内外のアーティスト達が集結し、伝統と現代の美学が融合する新しい寺院へと生まれ変わりました。これまではなかなか一般公開される機会が少なかった西来院ですが、今回は蘭渓道隆750年遠忌記念 特別拝観として24年12月31日(予定)まで一般拝観が可能となっています。
 
 新しい西来院は御座や畳の上で庭園を眺めながらゆっくり座ったり寝転んだりするなど、来場者は思い思いの形でくつろぐことが可能で雑誌なども用意されています。受付の方もとてもフレンドリーに接していただき、寺院の趣は残るもののまるで素敵な古民家風のリゾート施設に来たかのよう。禅の世界の整然とした雰囲気を醸し出しながらも気軽でカジュアルな雰囲気も同居する、他の神社仏閣とは一線を画すような西来院ならではの独特な空間を体感いただけます。院内には売店もあり、お守りや美術品のポストカードなども販売されていて、白龍図が描かれたインパクト抜群の御朱印も魅力的です。約750年以上前から存在するのに京都の新スポットと紹介するのもおかしなことですが、他に類を見ないほど素敵で独特な空間が広がっていますので、今日の定番観光地は制覇した、京都のまだ見ぬ穴場やカフェを探しているとう方にはぜひ、おすすめです。

人気コーヒーチェーン「ブルーボトルコーヒー」のコーヒートラックが24年7月末まで出店

<西来院をカフェとして利用可能! エスプレッソマシンを搭載した移動式カフェ「ブルーボトル コーヒートラック」> 
 建仁寺を建立した栄西禅師は、日本においてお茶の栽培や喫茶の方法を広めたほか、日本初のお茶の専門書「喫茶養生記(きっさようじょうき)」を著し、当時貴重品だったお茶を一般の人にも楽しめる下地を作った人物でもあり、建仁寺はお茶の文化を日本に広めた寺院として伝えられています。そうした喫茶文化という縁もあり、人気コーヒーチェーン「ブルーボトルコーヒー」のコーヒートラックが期間限定出店しており、西来院の境内でコーヒーを持ち込むことが許可されています。それどころか、なんとブルーボトルコーヒーのいずれかのドリンクを購入して西来院を拝観すると通常の拝観料500円から100円OFFで拝観する事でき、約750年の歴史的建造物の中をまるでカフェ空間のように利用することが可能です。(西来院以外の建仁寺境内での飲食は禁止されているので要注意)。

 コーヒートラックでは、創業1860年の京都宇治茶専門店「祇園辻利」とコラボレートし誕生した日本のブルーボトルコーヒー初となる「抹茶ラテ」を限定販売。その他、アウトドアシーンに向けて開発した「アウトドア ブレンド」のエスプレッソを使用したドリンクや無添加りんごジュースなども各種用意されているほか、京都堀川三条で 70 年以上続くあんこ屋「都松庵」とコラボレートした、コーヒーとのペアリングを考えて作られたコーヒーのための羊羹も販売しております。3種類のフレーバー(「オリジナル」・「テリーヌショコラ」・「みかん&ドライフルーツ」)と詰め合わせセットもご用意しておりますので、コーヒーや抹茶ラテと一緒に、ペアリングもお楽しみいただけます。

日本庭園を見ながら一休み

 また、ドリンクだけでなくブルーボトルコーヒーの各グッズも販売されているのですが、中でもコーヒートラック限定アイテム「キーチェーン – コーヒートラック -」に注目です。丸みのあるフォルムのコーヒートラックをモチーフに、シンプルなボトルロゴとテイクアウトカップのチャームが連なる可愛らしいオリジナルのキーチェーンは京都旅行の記念やプレゼントにもおすすめです。この他、ブルーボトル コーヒートラックとブルーボトルコーヒー 公式オンラインストア限定で販売されている「アウトドア ブレンド コーヒー豆(200g)」も購入いただけるので、ご自宅でも旅の思い出の味を楽しむことができます。

 店員さんもとても親切で京都のお話やおすすめの商品などご紹介いただき、楽しいひと時を過ごすことができました。お茶の文化を伝えた蘭渓道隆ゆかりの寺院で、コーヒーや抹茶ラテを片手にアートや庭園を見ながらゆっくりと過ごす。ブルーボトルコーヒーファンはもちろん、西来院でしか出来ない体験をお楽しみいただけます。

「蘭の寺」の3つの庭園を眺めながら一休み。
 ロッキングチェアまで用意された、癒されるくつろぎ空間。

 ブルーボトルコーヒーを片手に入館するとお座敷のような雰囲気のフローリング張りの空間が、その奥では畳張りの空間が広がっており、カフェスペースのようにくつろぐ事ができます。まず、最初のフロアでは、フローリングに一人用の円形のござが複数点在しており、木目や御座の形でフロアそのものがまるで枯山水の庭園を表しているかのようです。また、リニューアルされた庭園を眺められるのも西来院の魅力。玄関先から望む前庭・中庭・本堂前庭園の3つがあり、その3つとも昭和の小堀遠州と称された中根金作さんの流れを汲む中根庭園研究所による作庭となります。この最初のフロアは前庭と中庭で挟まれており、入口から右側には玄関先から繋がるリニューアルされた庭園「九華青蓮」(きゅうかしょうれん)が、左側には中庭が配置されていて双方で美しい眺めを楽しむことができます。また、こちらのフロアには大人用と小さな子供用の2つのロッキングチェアが用意されていて、どなたでもお座りいただきくつろげるのも魅力的です。蘭渓道隆の名前からもじって「蘭の寺」とも称される西来院にちなみ、庭園「九華青蓮」を中心に紫蘭(しらん)など1000株を超える蘭の花が植えられています。こちらの蘭の植栽にはTBS系列番組「情熱大陸」の出演やCM出演でも話題となった「プラントハンター」の異名を持つ園芸家 西畠 清順さんが携わっています。

<「九華青蓮」(きゅうかしょうれん)>

<中庭>

敷き詰められた白砂と大胆に植えられた竹、美しい花手水が印象的な箱庭のような小さな中庭。まるで田舎に訪れたようなどこか懐かしい雰囲気をお楽しみいただけます。

<枯山水の庭園「峨眉乗雲」(がびじょうううん)

奥の畳張りのフロアは本堂側で、縁側では枯山水の庭園「峨眉乗雲」を楽しむことができます。蘭渓道隆が修行した中国の峨眉山の巨石を配し、蘭渓道隆も見たであろう深山幽谷の景色を枯山水で表現しているそうです。庭園を見ながらくつろぐも良し、禅を組むのも良し。清水寺や花見小路などの人気観光地も多い界隈ですので、観光・散策の一休みに訪れるのもおすすめのスポットです。 

天井に描かれた白竜図は必見。
 国内外のアーティストたちの様々なアートが自由に観覧できるアートギャラリー。

 <天井画「白龍頭」>

 本堂の天井全面に描かれたひと際目立つ、力強いタッチで描かれた巨大な天井画「白龍頭」。建仁寺の天井画の双龍図も見事ですが、こちらは天井が低くすぐ上に迫りくるかのような大迫力で今回の西来院リニューアルの目玉ともいうべき作品。来館者も座りながらや畳に寝そべりながらこの2匹の白龍を鑑賞するなど、自由な形でアートを楽しむことができるのは西来院ならではの魅力。本堂から望む緑の美しい庭園と金屏風や本堂の造形などとのコントラストが非常に美しい空間です。こちらの天井画をを書き上げたのは中国の世界的アーティスト陳漫(チェンマン)さんという女性の方。中国から渡来した蘭渓道隆の故郷の風を感じてほしいということで今回の西来院のリニューアルプロジェクトに参加することになったそうです。

 <屏風 唐獅子図屏風

こちらも陳漫さんによる作品。日本画とは異なる独特のタッチで他で見たことのない迫力のある金屏風をご覧いただけます。

<屏風「登竜門」>


 京都が生んだロックな壁画絵師キーヤンこと 木村 英輝さんによる金屏風も展示されています。京都市立美術大学図案科(現 京都市立芸術大学)出身で講師を務める木村英輝さんは同じく京都の青蓮院門跡の襖絵を手掛けるほか、観光庁「Japan.Thank You.」キャンペーンビジュアル、京都市動物園「類人猿舎」の壁画、髙島屋お中元·お歳暮のビジュアルをなど数多くの商業芸術も手掛け、大阪府泉大津市 応援大使にも就任している現代を生きる芸術家の一人。急流を登ることができた鯉は竜になるという故事「登竜門」と同じ名前が名付けられたこの金屏風は仁王像のように阿吽の表情で描かれ、木村英輝さん独特のインパクトを持った作品です。御朱印にもなっているので、お気に召した方はぜひ。

<文化財 蘭溪道隆坐像>

1676年に仏師・康乗(こうじょう)作の本堂に祀られてる蘭溪道隆坐像。像内の底部に蘭溪道隆の木製頭部(30cm)が納められており、この頭部は道隆の存命中か、没後すぐに作られたとみられています。眼窩が開き、かつて水晶の眼が嵌め込まれていたとみられています。

⑤ <西来院 基本情報>【アクセス / 基本情報 / 最寄りの観光・参拝スポット 】

【拝観期間】2024年3月23日(土)~12月31日(火)※予定

【拝観時間】10:00〜17:00 ※法務により変更の可能性有

【拝観料】 500円 
 ※ブルーボトルコーヒー コーヒートラックで購入したドリンク持ち込みで拝観料は100円OFF(コーヒートラック出店期間のみ)
  拝観料は100円OFF(コーヒートラック出店期間のみ)

【アクセス】
 〒605-0811 京都府京都市東山区大和大路通四条下る小松町590(建仁寺 敷地内 / 北門近く)

 ■京都駅から
 ・市バス:206番などで市バス「東山安井」バス停下車から花見小路に向けて徒歩5分
 ・電車 :JR奈良線に乗車し、東福寺駅で京阪線に乗り換えて祇園四条下車。花見小路に向けて徒歩約5分

 ■大阪or 烏丸御池から
  阪急線にて四条河原町駅下車。花見小路に向けて移動。徒歩約8分

【最寄り観光地】
 建仁寺 / 清水寺 / 安井金毘羅堂 / 祇園・花見小路 / 八坂神社 / 六波羅蜜寺 / 錦市場 / 木屋町 / 四条河原町商店街 / 高台寺 /  歌舞伎座 / 二年坂・三年坂 など

【西来院 公式情報】
・公式ホームページ https://seiraiin.com/

・公式Instagram https://www.instagram.com/seiraiin/

・西来院 ブルーボトルコーヒー コーヒートラック 
 特別出店 2024年3月23日(土)~7月31日(水)※予定
 ※西来院のみブルーボトルコーヒーの購入物の飲食が許可されています。建仁寺やその他建仁寺敷地内での飲食はご遠慮ください。